2011年06月04日

目からうろこの英語勉強法 その3

さて、第2の問題点とは何か?

実は、次のような誤解をされることがよくあるのです。


emoji34 『 教科書を全部丸暗記って?・・・
   でもそれで応用は大丈夫なの?
   教科書にのってないことを聞かれたら、どうするの?
   ちょっと目先を変えたらもう答えられないなんて、お話にならないわ。
   応用力や本当の実力はどうやってつけんのよ!? face11 face11 』
  
  と・・・

なるほど、教科書の英文だけを丸暗記したって、
数学でいえば教科書の例題とその答えだけを覚えるようなもで
それでは応用力も本当の実力もつかないのではないか、
・・・とおっしゃりたいのでしょうか???

お気持ちは分かりますが、
ところがそれが全く違うのです。
ここに英語学習(語学学習)の最大のミステリーがあるのです。

実は・・・

≪ 英語の応用力をつけ、本当の実力をつけるためには
例文を何度も音読・暗唱し、脳の言語中枢を刺激する以外にはありえないのです
!! ≫

その例文がもし教科書の文であれば
ついでにテストの点も上がるので一石二鳥だネ、というだけのことで
音読・暗唱の本来の目的に比べれば、そんなことは実はどうでもいいのです。


ではなぜか?
なぜ音読・暗唱で本当の実力がつくのか?


応用力=総合力をつけるためには、頭の中に「英語的思考回路」を作らなければなりません。
言い換えれば、頭を「英語脳」に鍛え上げなければならないのです。

その「英語的思考回路=英語脳」を築くためには何をしたらいいのか?

カンタンです。
英語で考える」練習をすればいいのです。


・・・意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

「体を鍛えることが出来るように、脳も実は鍛えることが出来る」のです。


繰り返し腹筋の筋トレをやっていれば、いやでも腹筋は鍛えられるように
繰り返し「英語で考える」トレーニングをしていれば
いやでも頭の中に「英語的回路」が芽生え、頭が「英語脳」に変わるのです。

では、「英語で考える」トレーニングとは、具体的に一体何をすることなのか??
  
・・・実は、それが問題なのです。 

よく「英語で考える」という言い方を耳にすることがあります。
ものすごくオシャレな言葉で、そんなことが出来ればカッコいいのですが
では一体何をすれば英語で考えたことになるのか?
その説明を聞くことはめったにありません。
気分だけはアメリカ人になり切ってしまうことなのか?
考えてみれば雲をつかむような話です。

しかしそれは抽象的な話では全くなく
きわめて明確な話で、具体的なその方法もあるのです。

では、その具体的な方法とは何か?


・・・それこそがまさに英文を音読し、暗唱することに他ならないのです。

emoji33 『え?音読や暗唱をしただけで「英語で考えている」ことになっているって?
   そんなアホなことがありまっかいな!?
   何を根拠にそんなわけの分からないことを平気で言うの!?』

・・・まあまあそう興奮なさらずに・・・
それが「脳」と「言語」の宿命的なクサレ縁というものなのです

人間は、何も考えずに言葉を話すことは出来ません。
あなたが何某かの日本語を口にしたとき、あなたの頭は日本語で何かを考えているはすです。
ウソだと思うなら試してみてください。
何も考えずに日本語を話せる日本人はいません。

それが外国語であれ、事情は全く変わりません。
たとえ一行の英文であろうと、それを口に出して暗唱するとき
あなたの頭は間違いなく英語で何かをイメージし、英語で何かを考えています。

お分かりでしょうか?

その瞬間、あなたの脳の中の「言語中枢」という時限爆弾が点火され
あなたの脳は「英語脳」に切り替わっているのです。


だからこそ「音読・暗唱は語学学習の王道であり、最終兵器」である・・・・
と、大昔から洋の東西を問わず語り継がれてきたのです。



Posted by 007 at 17:42│Comments(0)
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